2013年2月11日月曜日

東広島市多文化共生講演会

 この連休は東広島市→広島市→庄原市と行事3連発。どの行事も、皆が熱く熱く語りました!!それぞれの語りから、それぞれの思いが強く伝わってきました。

その1:多文化共生講演会@東広島市(2013/02/08)
外国籍住民は語る!!
 講師は多文化共生マネージャー全国協議会事務局長の時光(とき ひかる)さんです。は、2010年にJIAM(全国市町村国際文化研究所)の研修で時さんにお世話になったので、懐かしい再会でした。
 時さんは、日本で生活する外国人住民の実情を、ご自身の経験を踏まえて熱く熱く語ってくれました。今では本当に流暢な日本語を話す(2010年の時もうまかったけど、さらに磨きがかかっていました)時さんが、来日当時は日本語ゼロだったそうです。本当にどれほど努力したのだろうと頭が下がりました。東広島在住のフィリピン、インドネシアのお二人も実情を話してくれました。お二人はゆっくり、訥々と語ってくれました。多くの人の前で日本語で語るのは、とても勇気のいることだったと思います。
 
 日本には約208万人(総人口の1.63%、2011年現在)、東広島市は約4600人(2012年3月現在)の外国人が住んでいます。『外国人はなぜ日本に来るのか?』おそらく私たちの誰もが持っている素朴な疑問です。それを知る手がかりの一つは『なぜ受け入れているのか』を知ることです。国際人口移動のメカニズムは、実はそれほど難しいものではありません。要するに、送り出す方、受け入れる方、双方に理由(必要)があるからです。一方だけの理由では、移動は成り立ちません。
 その一例が、講演の配布資料にあった『日本人との結婚を仲介する会社(?)のHP』です。今までそういうところがあるんだなと思ってはいましたが・・・改めて検索してみて、本当に無数にあるということを知りました。その料金には、思わず溜息をついてしまいましたが、それを負担してでも利用する人が双方にたくさんいる。だから商売が成り立つ。U18にも、このパターンで日本に来たと思われる子は結構います。子どもたちはほとんど何も言いませんが、おそらく心に秘めていることはたくさんあるでしょう。多文化共生への第一歩、それは『現実を知ること』だと改めて感じた夜でした