U-18の常連メンバーに、「とっても元気な低学年&しっかり者の中学生」という姉妹がいる。低学年ちゃんが来ると、良くも悪く(?)も定例活動が活気づく。ムードメーカーとして貴重な!!人材だ。
今日、低学年ちゃんは、母親と一緒にやってきた。お母さんは「わたしも日本語の勉強がしたいです」。今までに一度も日本語の勉強をしたことがないそうだ。
U-18では、保護者が一緒にやって来て、自分にも教えて欲しいというのはよくある。ヤッチャルとしては、可能な限り要望に応えているが、正直言って人手が足りない時は、ちょっと苦しい・・・
ところで、お母さんは、どうして日本語を勉強したくなったのだろう?自営業を営むお父さん(仕事柄、達者な日本語をしゃべる)の手伝いで、とてもいそがしいのに・・・何より、なぜ『今』なのだろう?
しっかり者のお姉ちゃんによると、「お父さんとわたしたちが日本語でしゃべっているから、お母さんさびしいみたい・・・」
姉妹とお母さんは、日本に来て1年になる。中学生のお姉ちゃんは今でも母語をすんなり話すが、低学年ちゃんはかなり“意識して”話しているように見える。状況によっては日本語の方が楽そうだ(学習言語はまだまだ!!だけど)。流行の言い回しや悪態、Bad Wordでは、日本人顔負けのこともある。そのキャラクターから見ても、家族の会話が末っ子ペースになってしまうというのは想像に難くない。
もちろんお母さんだって、これから日本で生きていくのだから、日本語を覚えれば自分の世界が広がる。その意味では日本語学習大いに歓迎だ。心から応援したい。けれど、家族の会話が日本語優位になってしまい、お母さんが淋しそうというのは、どうなのだろう。私はとてもひっかかってしまうのだが・・・この「ひっかかり」についてはまた近いうちに書いてみたい。(♪)