2016年6月21日火曜日

言いたいことがいっぱいあるんだよ!!

 今年の梅雨,広島県はたくさん雨が降っています.少ない地方,水不足の地方もありますね?そういうところでは降って欲しい,でも災害になるほど(今日の明け方:2016年6月21日)というのも困りものです.なかなかちょうどよくとはいかない・・・そんなジメジメした毎日ですが,U18のこどもたちはあいかわらず元気です.

 土曜日(2016/06/18)には,夏のにじいろキャンプ(3回目になります)の実行委員会を開きました.実行委員会の主役は子どもです.10人が集まり「あーでもない,こーでもない」納得のいくまで話しあいました.集まった10人は中学生〜高校生(相当)で,全員中国から日本へ来た子どもたち.3ヶ月前に来た子から,すでに滞在3年になる子までいます.日本の学校へ通っている子がほとんどですが,16才以上で,学校に通っていない子もいます.

 話し合いの内容は,全員が集まる時間に何をするか,自己紹介をどうやってするか,みんなが楽しめるゲームはないか,グループ分けをどうするか,などなど・・・しーんと黙っている時間はまったくありません.誰かが「こうしよう」といえば,すぐに「こっちの方がいい」「そんなのより,こうしたほうがいいよ」
 特に「日本語がわからない子にはどうやって伝えるの?」「各グループに日本語のうまい子を配置しなきゃだめだよ」というやりとりには感心しました.ちゃんと全体(みんな)のことを考えている!!

 実は,その話し合い,ほとんど中国語で行われました.本当に『水を得た魚』のように生き生きと意見を言う子たち.ということは,さぞかし日本の学校では歯がゆい思いをしていることでしょう.言いたいことはたくさんあるのに,日本語だとうまく言えない,言えなければ黙っているしかない.ため込んでいたんだねえ(~_~;)

 自分たちのために自分たちで行うキャンプ.大人が計画したものに乗るのではなく,子どもが主体となるキャンプ.今年のにじいろキャンプのテーマです.理想的なことですが,言うは易く行うは難し!!でも,この子たちなら大丈夫!!心からそう思えた第1回実行委員会でした.

 ただし,最後にひとこと言わせてね.実際のキャンプには,ブラジル,ベトナム,フィリピンなどの仲間も来るよ!その時は,みんながわかるように日本語で話そうね!
あーでもない,こーでもない,白熱の(?)話し合いは続く