2015年,本当にいろいろなことがありました.この1年,U18には『中学生,来日1年以内,中国から』の子が多かったです.まあそれ以外の子も含めて、子どもたちが異文化の中で生活すること,学校に通うことの困難さをまざまざと見せつけられました.
中3で日本に来て,一年以内に高校受験という子もいます.自分の持っている本来の能力と受験に必要な能力(要するに日本語ですね)の乖離に,多くの子は悩みというか絶望感すら抱いています.それを見ていると,日本に来ること(≒子どもを外国に連れ出し生活すること)について,もう少し考えて欲しかったなあと思わずにはいられません.
もちろん,日本に来るにはそれ相応の理由があります.ただし親の理由がなんであれ,ほとんどの子どもたちが『自分で意志で日本に来たのではない』ということだけは,私たちが覚えておかなくてはいけないことでしょう.子どもの教育,子どもたちが幸せになること,これはおとなの力がなくてはできません.日本国政府もビザを出して子どもたちを受け入れています.受け入れる以上,責任がともなうはず・・・
悩み,問題は多いですが,ヤッチャル,U18のやるべきことは,目の前にいる子どもたちひとりひとり対して,誠実に対応していくこと,これにつきます.U18に来る子どもたちがほんの少しでも,安心と信頼と楽しさをえられるように,2016年もできることからやっていきたいと思います.夏には,キャンプも予定しています.すでに子どもたちは「次のキャンプはどこでするの?何をするの?」と聞いてきます.う〜責任重大です.
では皆さま良いお年をお迎え下さい.来年もよろしくお願い致します(ヤッチャル一同)
内モンゴルの草原(2015年5月):広いなあ〜〜〜 |
アメリカの沙漠(2015年9月)これまた広いです!! |
移民ということを改めて考えました(2015年9月) |