ところで最近のU18は、学校の夏休みに関係のない子が増えています。16才以上で来日し、どこへも通っていない子どもたちです(母国ネットワークで得たアルバイトをしている子もいます)。現在、常連が4〜5人、来日理由は様々ですが、全員日本語はイチからのスタートです。日本語を覚えたら専門学校に通いたい、日本語を覚えたら働きたいなど、それぞれ希望は持っています。でも、日本語を覚えるのにどれほどの時間がかかるのか、言い換えると『どれほど努力しなくてはならないか』をわかっている子はいません。さらに本国での高卒資格を持つ子もいませんから、いくら専門学校進学を希望しても、受験資格そのものが無い場合もあります。壁はあまりにも厚い。
そんな子どもたちに対して、私たちは何ができるのでしょうか。最近、★ があるところで、こんなことを書いていました(未発表です)。
「外国につながる子どもに必要不可欠の支援の中には、学校や家庭では難しいものがある。だから地域での支援が大切なのだ」
「 16才以上で来日し、高校へも行けず、日本社会とつながりを持てない子もU18にやってくる。こういう子の多くは日本に永住を希望するが、その日本語力や経歴から見て満足な仕事に就ける可能性は極めて低い。そうなれば本人だけでなく、
日本社会も大きな負担を背負い込むことになる。
このような子どもたちの居場所をつくり、日本語学習の機会を提供する。いろいろな相談に乗り、将来設計をともに考える。これらもU18の大切な活動になってきている」
そうなんですね。スタート時点では、活動の柱は日本語と教科学習のサポートでした。今、あの時にいなかった(と言うか拾えてなかった)子どもたちが増えています。ヤッチャルとしてはできること『U18だけでなく、東広島市でおこなわれれている日本語教室にも参加を促し、日本語の基礎を学ぶ場を提供するとともに、社会とのつながり、そして仲間のいる居場所をともに創っていく』からやっていこうと思います(♪)
広島の風景:厳島神社の鳥居(2013/07/09) |
広島の風景:厳島神社の結婚式で奉納された舞(2013/07/09) |