2013年6月20日木曜日

東広島に放送局がある!?!ーFM 東広島ー

 昨日(2013/06/19)、地元のラジオ、FM東広島に出演しました。あるんですよね!東広島にラジオ局が。毎日7:00〜22:00、完全生放送。開局は2011年10月ですから、まだ2年に満たないフレッシュな放送局です。実はヤッチャルには、すでに出演経験者が3人も(?)いますと留学生のIさん。この出演率からもわかるように(笑)、完全地域密着型、地元情報満載のコミュニティFM放送局です。ただし3人ともヤッチャル&U18からの出演ではありませんでした。
 今回は午後の時間帯の番組「Eastじゃけん」の中にある『ふるさと応援隊』というコーナーに出演しました(じゃけんは、おそらく広島弁の中で認知度No1の言葉でしょう)。ふるさとでがんばっている人やグループを紹介して応援するという趣旨のコーナーです。中国からの留学生Yさんの二人で行ってきました。ヤッチャル&U18としては、FM東広島初登場です!!

 まずはヤッチャル&U18設立の経緯、U18の活動内容を紹介してから、Yさんに話が振られます。
「子どもたちの反応はどうですか?やっていて大変なことはありますか?」
「日本語がある程度話せる子とはコミュニケーションがとれますが、来たばかりで話せない子とふれあうのはとても難しいです。でもそういう子から先生!ってよばれると、通じ合ったみたいでうれしいですね」

 Yさんの日本語力は折り紙付きですが、それでも自分の母語ではない日本語で子どもたちとコミュニケーションするのは大変です。実は最近のU18には、中国から来た子が少ないのですが、そういう子には母語で対応できるYさんがいると安心なのです。

 次はインタビューの核心「日本語の勉強で大切なことはなんですか?」
これは私が一番伝えたかったことです。東広島には大人も子どもも、日本語を学んでいる人がたくさんいます。その中で、子ども、特に日本の学校に通っている子どもには、特別な注意が必要です。へたをすれば、自分の言葉、日本語、両方が中途半端になる危険性(いわゆるダブルリミテッドですね)があるのですが、これについては、まだまだ一般には知られていません。多くの人が「子どもは覚えるのが早いねえ、半年でペラペラになるんだねえ」と、子どもの言語習得のスピードに感心しています。でも、子どもにとって大切なのは、実はそこから先なんだということを力説してしまいました。
 パーソナリティーの方は「結構重いお話なんですね」と驚いた様子でした。そこで
「実際のU18は、いつも明るくにぎやかで、子どもたちは元気いっぱい、そして案外のんびりとした活動です」
「そうだろうと思います。Yさんの明るい雰囲気を見るとよくわかります」
安心した様子で笑っておられました。

 再びYさんへの質問「これからも活動を続けていきたいですか?」」
「はいやりたいです。自分の勉強にもなります。私は子どもが大好きなんです!!」

 そうですね。本当にYさんの言うとおりです。地域日本語教室では、どうしても日本人ボランティア=先生、外国から来た方=生徒という構図になりがちです。でもヤッチャルでは、みんながボランティアとして、活動の中で人の役に立ち(貢献)ながら、自分が学んでいます。
 そして最後に、Yさんの口から、私が一番好きな言葉が飛び出しました。
『子どもが大好き』
Yさん本当にありがとうね。これはうれしかったな!!

 FM東広島には、ホームページやブログがあります。『FM東広島』と検索すればすぐ出てきます。その中に出演者の写真が掲載されているコーナーがあり、近日中に私たちもアップされるはずです。お時間(興味??)のある方は探してみてくださいね。

 最後にFM東広島のみなさん、ありがとうございました